環境・自然・生物分野で活躍する豪華メンバー総勢12名(国交省、環境省、県、市、高校・中学教諭、博物館、水族館、動物園、造園、農家、太陽光発電の起業家)による講演、総合ディスカッション、個別相談を行いました。
総じて、この分野では苦労が絶えないなか、それでいて(いや、それだからこそ?)やりがいと楽しさをもって仕事している様子が伝わってきました。たぶん、こういったエネルギーは伝播していって、主な参加者の学生さんだけでなく、講演者自身、そして、ぼく自身も、大きなパワーをもらうことができたと思います。
以下、この企画で、心に残った演者の言葉を挙げますね。大量にありますが、どれも味わい深い言葉の数々です。
・なんで環境を残していきたいか。自分にとっては間違いなく子どものため!
・みんなが共通の、大切にしていきたいという内容に沿って働きかけていく。こちらの言い分だけでは無理
・2倍強の覚悟が必要(友人で経済を追い求めた人の収入は自分の2倍。生物以外の職では収入が1.5倍。それでもやっていけるか)
・東京にいたときは、顕著にお金があればモテた!
・本当に好きなことをするには、自分のお金でリスクを負わなければいけない。公のお金であれば、好きなことをするのは難しい
・超不確定要素「社員の方々に魅力を感じました!」という面接での言葉。すぐに社員は変わっていく
・何がしたいかというのは仕事にこだわらず、仕事以外でも見ていくほうがいい。
・多くの水族館がバブルのときにできているので施設の老朽化。これから潰れていくか、リニューアルして生き残っていくか
・生きものが好きというだけでは生きていけない、本当に厳しい世界。今日のメンバーはそのなかで勝ち残ってきているツワモノばかり。これが普通だと考えない方がいい
・参加者が「気づき」をもてる企画(観察会など)をしていきたい
・トータルにコーディネートをしたいと思って国交省へ入った
・与えられた仕事に一ひねりしてアレンジしていく
・自分自身がやりたい「環境」とは何か?
・環境の、何を、何に、どうやって変えていきたいのか?
・関心、価値観、スキルの3点がそろえばベスト
・公務員は職業でなく身分。何をやりたいのか。どう生きたいのか。
・造園職のない自治体では、土木職が造園の仕事をする
・どっかの自治体が面白いことをしたら、他の自治体もマネをする。地方自治体の行政でも、じつは全国の自治体と繋がっている!
・テストの点数は生徒にとって疑似経済指標
・科学の研究のプロセスを教える
・発言力をつけていくためには、まず、教師としてやるべきことをできるようにしていく
・生物系は就職できるだけでラッキー
・したい仕事じゃないとテンションが上がらない、ではダメ
・ニーズに合わせていくだけが仕事じゃない
・まずは自分がそこそこ食っていける力を付ける